目覚め

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「きっさまあああぁぁぁぁ!! この程度の問題も分からんのかあぁ!! もう一生そこに立っとれえええぇぇぇ!!」 周りからはクスクスと笑い声が聞こえる。 はぁ。 私は無意識の内に深いため息をついていた。 どうしてこんなことになってしまったのか… 数時間前… ガヤガヤガヤ… 「ねーねー、昨日のテレビ見た…」 「悪い、宿題見せて…」 「あれから昨日一緒に帰ったんだけど…」 なんだ、全く騒がしいな… 私は疲れているんだ。 もう少し静かにしてくれ… …ん…? 私は顔を上げる。
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