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「私も東に行くのは反対です」
リグレットはユウナを見ていった。
「しかし、東には我が妹がいるんだぞ!」
ユウナは心配そうに東を見つめる。
彼女には1人の妹がいる。彼女はその妹を溺愛しており、何よりも大切に思っている。
そこに2人の男が敵を切り分け、ユウナに駆け寄ってくる。
「ハクゲイ卿、パーシブル卿!ご無事で! 」
ドラメトスが安心したような顔をして言う。
「ユウナ様、申し訳ありません。西の城は落とされました。またこの騒動パープル軍によるものかと」
長身で黒髪で黒い瞳の青年、パーシブルが言う。
彼はユウナの軍の軍師である。
「ユウナ様、南へお逃げください。ここは我らが盾となり、ユウナ様をお守りいたしますぞ!」
黒い瞳で猛獣のように白髪を逆立て、口には白い虎髭のある老将、ハクゲイが敵をなぎ払いながら言っている。
「ユウナ様!妹君はこのリグレットがお助けに行って参りますのでユウナ様は安全な場所へ避難してください」
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