逃亡の姫君

8/12
前へ
/541ページ
次へ
「まあまあ、待て、私はここであなたとやりあう気はさらさらない。それよりも、ダークアムの軍勢がすぐそこまで来ている。早くここを去ったほうがいいぞ」 仮面の男が言う。 「混乱に乗じて、ダークアムが攻めてきたか!」 ユウナ達の背後にはダークアムの国旗を掲げた兵達が駆けてきている。 「行きましょう!ユウナ様!」 ドラメトスは仮面の男を睨み、ユウナを誘導する。 「礼を言う。一応な」 ユウナは仮面の男に言った。 「ふっ、私の目的は今はあなたではないだけということだ。またいつか手合わせ願おう…ここから生きて逃げれればな」 仮面の男達はユウナの背後から来ていたダークアムの軍団と戦いを始めた。
/541ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加