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「あはは、シャルルでいいよ。苗字、あんまり好きじゃないんだ。それなりに知れ渡ってるしね」
苦笑いを浮かべるシャルル。公式で名前で呼んでもいいって言ってたからいいよね?そのうち呼ぶことになるだろうけれど。
「わかった。シャルルって呼ぶよ。だけど、デュノアって・・・「早く席に座れ。おいハウザー、いつまで寝ている。さっさと起きろ」あ、じゃあ次の時にでも話を聞いていいか?」
あ、でも次の時間は・・・!!
「う、うん。わかったよ」
そそくさと後方の席へ行ってしまったシャルルに声をかける暇は無く、まぁ落ち着いた時にでも話せばいいかと思った。
「あいたたた・・・」
ヒルデガルトも教室に入って来て後方の席へと移動した。
「それでは、皆さんおはようございます。朝の連絡からーーー」
こうして、月末に行われる個人別学年トーナメントまでの波乱の日々を迎える事になった俺であった。
早く帰って来てくれぇ、十也・・・
「む、もうそろそろか」
少しうたた寝をしていたようだ。俺はワシントンまでやって来た。
『貴方が十也赤星ですか?』
黒服の男から話かけられる。もちろん英語でだ。
『ああ。関係者か?』
『はい。こちらへ・・・』
とある宇宙開発局の裏口に入っていく。
そして、複数人の宇宙服を着た人間がいた。
『彼らが、今回貴方を宇宙へ送り出す者たちです』
大体の察しはついている。
『こちらも急いでいる。次の仕事もあるのでな。出発時刻はーーー』
話している途中、宇宙服の内の一人が、俺に襲いかかって来た。
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