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「ドン引きに誰と行った?吐け!」
「先にズボン履いてよ。もっこり見たくないから」
「勝手に見るな」
俺は黒のハーフパンツを穿く。やっと男に戻れた気がした。
「羽瑠のクラスは一年B組。モミ中の生徒は一人もいないから、友達作ってあげたんだよ。感謝してよね。その友達の一人がドン引きの息子なの」
「ひいぃぃー…!!」
俺は思わず叫び声を上げる。
『ドン引き』はヤンキーの溜まり場。それもただのヤンキーではない。
暴走族、白龍連合の溜まり場なんだ。
「ドン引きの別所でしょ、あとは城ヶ崎と広基」
「ひいぃぃー…!」
「羽瑠?大丈夫?過呼吸?」
「お前、それってまさか夏中の?」
「うん、三人とも夏中だよ。確かに外見はワルだけど、でも学校中ヤンキーだらけだから、そんなに悪人には見えないよ。それよりさ…」
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