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――恵比寿駅でみんなと別れ、マンションの部屋の前で愛翔と別れ、瑠羽は俺を部屋に連れ込む。
「厭らしい。あんな下品な顔で、私は笑ったりしない!それにズーズー音を鳴らしてアイスティーを飲んだりしない!脛をボリボリ掻いたり、大口開けてアクビをしたりしない!羽瑠、わかってんの!」
「何だよ、まだ実力テストのことで怒ってんの?大体、入れ代わろうって言ったのは瑠羽だ。俺は無理矢理瑠羽に女装させられ、脛毛を剃ったんだ。チクチクする脛を掻くくらいいいだろう」
「あー…。担任が琴橋先生だなんて、オーマイガー!」
瑠羽は頭を抱え床にへたり込む。
「オーマイ蛾?そんなにへりくだらなくても、瑠羽は蝶々だよ。だって俺と同じパーツだからな」
「バカバカバカ!もう知らない」
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