喧嘩上等

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「ひとみも知ってるの?」 「瑠羽何とぼけてるの?真城君、中等部から都ノ城学院だし、何度も電車で逢ってるでしょう。みんなと一緒に騒いでた癖に」 瑠羽が真城を? まじか、アイツあんな男に興味あんの? だったら、『付き合います』って言った方が良かったのかな? 「私、なんて言ってた?」 「え?瑠羽、自分の言ってたこと覚えてないの?『カッコいい、カッコいい』って、ずっと言ってたでしょう」 成る程、男なんて興味ねぇ顔してる瑠羽も、所詮ミーハーな女子の一人なんだ。イケメンとセレブには弱い。 「蘭子、ひとみ、さっきね真城君に付き合って欲しいって言われたの。こういう場合、どうしたらいいと思う?」 蘭子とひとみは「きゃあきゃあ」騒いだ。 「瑠羽凄い!王子を射止めたの?」
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