83人が本棚に入れています
本棚に追加
「ひとみも知ってるの?」
「瑠羽何とぼけてるの?真城君、中等部から都ノ城学院だし、何度も電車で逢ってるでしょう。みんなと一緒に騒いでた癖に」
瑠羽が真城を?
まじか、アイツあんな男に興味あんの?
だったら、『付き合います』って言った方が良かったのかな?
「私、なんて言ってた?」
「え?瑠羽、自分の言ってたこと覚えてないの?『カッコいい、カッコいい』って、ずっと言ってたでしょう」
成る程、男なんて興味ねぇ顔してる瑠羽も、所詮ミーハーな女子の一人なんだ。イケメンとセレブには弱い。
「蘭子、ひとみ、さっきね真城君に付き合って欲しいって言われたの。こういう場合、どうしたらいいと思う?」
蘭子とひとみは「きゃあきゃあ」騒いだ。
「瑠羽凄い!王子を射止めたの?」
最初のコメントを投稿しよう!