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「羽瑠、お前何者だ?」
「武道を少し習ったことがある。それだけだ」
「へぇ、女みてぇな柔な顔をしている割にはおもしれぇ。さすが良矢が見込んだだけあんな。良矢、どうする?このまま神風が黙ってるとは思えねぇ」
「俺達の学園ライフ、面白くなって来たぜ。どうせ咬風―KAMIKAZE―はぶっ潰すつもりだったんだ。いつヤっても同じことだ」
「ぶっ潰す?」
始業のチャイムが鳴り、数学教師が教室に入って来た。
「席につけ!今から実力テストを行う」
教室でブーイングが起きた。結局金田と吾川は午前中の授業には戻って来なかった。
昼時間になり、愛翔の様子が気になった私は愛翔にメールをする。
【愛翔、大丈夫か?】
【何が?】
【神風には気をつけろ。今から屋上に行く。一緒に弁当食べよう】
【わかった。】
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