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【愛翔Side】
不登校…
部屋のカーテンを閉めたまま、黙々と勉強をした。
インテリアデザイナーになりたい。それが僕の夢。
夢があるから、神風達に虐められても、ずっと耐えてこれた。
けど…
羽瑠を巻き込みたくはない。
だから…
学校に行くことを止めた。
不登校になった原因は、神風が怖いからじゃない。
弱虫の僕だけど、逃げたわけじゃない。兄弟みたいに育った羽瑠を守りたかった。
「愛翔、起きてるのか?今日は翼さんも藍里さんもいない。俺と二人きりだ。部屋から出て来いよ」
羽瑠…?
羽瑠と瑠羽の声はよく似ている。
「なぁ、愛翔。俺達兄弟みたいなもんだろ。俺は愛翔のことを兄貴だと思ってるよ。だから出て来いよ」
羽瑠がこんなことを言うなんて…。羽瑠は僕より一歳年下だけど、いつも兄貴面しているんだ。
もしかして…
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