89人が本棚に入れています
本棚に追加
「マルティーヌの制服着る時は、朝シャワー浴びてよね」
「だからって、殺虫剤仕込むなんてサイテーだぞ」
瑠羽は俺にベーッと舌を出す。
朝食を済ませた俺達は、隣の久本家に行く。愛翔が不登校になり、毎日朝晩訪ねるのが日課になった。
「おはよう。羽瑠、瑠羽ちゃんいつもありがとう。悪いな」
「翼さんおはようございます。愛翔は起きてますか?」
「ずっと部屋に隠っているから、起きてんのか寝てんのかわかんねぇよ。二人とも上がって」
「はい。お邪魔します」
俺達は真っ直ぐ愛翔の部屋の前に行く。部屋の前には朝食のトーストやオレンジジュース、愛翔の好きな苺やメロンが置かれていた。
最初のコメントを投稿しよう!