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翼さんと別れ、エレベーターに乗り込みマンションを出る。 「羽瑠、私も愛翔の家に泊まるから」 「瑠羽は別の場所に行く用事があんだろ」 「別の場所?」 「俺に遠慮すんなよ」 三星工業高校の制服を着て首を傾げている瑠羽に、俺はニンマリと笑って見せる。 「愛翔は俺に任せろ。男同士腹を割って話す。大丈夫、愛翔は俺に心を許しているから」 マルティーヌ女学院の制服を着た俺。あまり説得力はない。 目一杯、可愛く微笑む。 久しぶりの女装だ。 「うふ、頑張るね」 「キモッ」
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