禁断の扉

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そんなに密着すると、胸の膨らみが愛翔にバレちゃうよ。 「愛翔、長い長い。いつまで抱き着いてんだよ」 「…ぁっ、ごめん」 愛翔はバツの悪そうな顔で、私を見つめた。 「羽瑠、何か飲む?」 「うん、何でもいいよ」 愛翔は冷蔵庫を開け、オレンジジュースを取り出した。 グラスに氷を入れ、オレンジジュースを注ぐ。さらにエクレアを取り出し、私の目の前に置いた。 チョコレートたっぷりのエクレア。エクレアを掴み口をあける。 「美味しそう。いただきま…」 愛翔がそんな私をジッと見ている。 「…っ、俺は甘い物は苦手だって、知ってるだろ」 手にしていたエクレアをお皿に戻し、愛翔に差し出す。
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