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「どこ行ったの?」
「本当は瑠羽もここに泊まるっ言ったんだけど。羽瑠が女はダメだっていうから」
「羽瑠?」
「いや、俺が」
いけない。
つい…バレたかな?
「それで何処に行ったの?」
「マルティーヌ女学院の友達とディズニーランド。愛翔のことをすっごく心配してたんだよ。でも、どうしても行かざるおえなくて…。けど、愛翔が部屋から出て来てくれたこと、あとでメールしとく。きっと安心すると思うよ」
「二人に心配させて悪かったね。これは僕自身の問題だから」
「俺達よりも、謝らなければいけない人がいるだろう。藍里さんも翼さんも凄く心配してる。神風のこと話した方がいいよ」
「両親には言えないよ。両親の職業のことで恐喝や虐めにあったなんて言えない。僕は両親の仕事を誇りに思ってる。だから両親に責任を感じて欲しくないんだ」
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