禁断の扉

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「ひとみちゃん、超可愛い。俺タイプかも。俺の名前は…」 ナヌッ! ひとみに手を出すなんて許さねぇぞ。 「ひとみはあなたとは付き合わないから。ね、ね、」 思わず振り向き、顔を隠す。そうだ、今日はメイクしているんだ。いつもの俺じゃない。 瑠羽に成りきればいい。 「君が龍の彼女?どこかで逢ったよね?」 「あひゃひゃ。そんなわけないよ。はじめまして」 「やっぱり似てるよ。君さ、兄弟いる?」 メイクしているのに、もう気付いたのか。さすが城ヶ崎だな。 ていうか、何でコイツらがここにいるんだよ。 都ノ城学院の生徒じゃねぇじゃん。
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