疑問

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もう何日目かも数えていなかったが、多分4日目のはず…。 このデスゲームもあと2日で終わる。 その思いが俺を突き動かしていた。 (この地獄もそろそろ終わり…か。カナデと二人で外に出たいが…そういう訳にはいかないよなぁ…) いつまで経っても、二人が生き残ることしか考えていなかった。 たとえ、夢物語だとしても。 少しでも可能性があるなら、それに賭けたかった。 今の俺の心を支えているのは、カナデただ一人。 もし彼女が最後まで生きていなかったら、俺は間違いなく発狂する。 そこまでカナデに依存しているのだ。 (……ひとまず、ソラを倒すぞ!) 俺は準決勝に向けて、気合いを入れた。 そして迎えた準決勝。 128人いたはずの人は、もはや二人だけになっていた。 おびただしい数の屍を踏み越えて。 今、俺とソラはここに立っている。 今から二人は一人になる。 生存者を決める戦いが、始まる。 「それじゃあ…始めようか…最後の一人を決める…戦いを…」 「さっさと始めましょうよ…どうもミズキ君も疲れてるようだし?」 「そうだね…」 「じゃあミズキ君?覚悟はいいかな?」 「問題ないさ…それはこっちのセリフなんだが?」 「なに寝ぼけたこと言ってるんだい?」 「まあ…そういう奴だよな…お前は」 「ありゃ、誉めてくれるのかい?」 うわ…いつも通り飄々とした態度だなコイツ…。 「…さっさと始めていいかな?」 「ああ、どうぞ?」 「それじゃ……もうカウントダウンはしないよ…スタート…!」 さあ…行くぞ…!
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