1人が本棚に入れています
本棚に追加
やあ、ミズキ君。
君がこれを読んでいるということは、きちんとメモの通りに動いてくれたんだね?
君に質問された『死なない奴』の事、実は知らない訳じゃない。
答えられなかったんだ。
なぜなら、それは僕のことだから。
僕は本当は、前回のこのゲームで死ぬはずの人間だった。
でも、僕のゲームの才能を買われて、僕はこのゲームのスタッフ的な立場になったんだ。
当然、僕が死んだらいろんなことに影響が出るから、僕が負けたときは会社に戻ることになっている。
僕の役目は、円滑にゲームを進めさせること。
そして、決勝で戦わせる相手を選別する事。
今回、僕のいたブロックは君を選ばせてもらった。
僕を除くと、君が一番面白そうだったから。
だから僕は昨日のバトルで君を死なせないように、君とチームを組んだんだ。
僕はもう負けたからこの場から消える。
君の戦いを最後まで見れないのは残念だけど、僕は信じている。
……君は絶対に生き残ってくれる、と。
時間がなかったからこれだけしか言えなかったが、充分だろ?
じゃあ、君の武運を祈るよ。
最初のコメントを投稿しよう!