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裕弥が生徒会室でやばい状況に陥ってるなか、蓮もそうとうやばい状態に追い込まれていた。
「なあ!あいつなんなんだよ!!」
マリモ野郎は裕弥に興味を持ったらしく、しつこく聞いてくる。
「あれは、ただのクラスメイト」
ここで友達なんて言えばこいつのことだから、蓮の友達は俺の友達なんて言い出しそうだ。
「ただのクラスメイトにしては、仲良さそうだったぞ!?嘘はいけないって知らないのか!!?」
うわー嘘って決めつけられた。
てか、やっぱりうざったい。
「そうだね、でも嘘じゃないよ」
「じゃあ、蓮あいつに近づくな!!」
……殴り飛ばしたい。
そんな気持ちを押し殺して、必死に対応する。
願うはただ平穏な毎日を送ることなんだ。
こんなとこで失敗して崩すわけにはいかない。
「蓮は俺の物だからな!」
それ束縛だろ。てか、その満面の笑みをぐしゃぐしゃにしたい。
でもそうしたら、マリモ厨が騒ぐだろうなそしたら平穏なんか無くなる。
裕弥も確実に巻き込まれる。
それは、避けなくては。
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