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いや、止まったというより派手に転んだ。
しかも、落ちていたものを踏んで滑ったらしくお尻の方からどっしんっと。
僕は反動で宙をまい、最悪なことに近くにいた生徒に激突。
「いっつぅ……」
そして頭をぶつけた。
なんとも言えない痛みに耐え蹲っていると、なんか嫌な視線を上から感じた。
「へーこの俺様を痛めつけるとは、いい度胸だな」
そっと顔を上げるとそこには、我が高のナルシー生徒会長、名前は忘れたがいた。
生徒会長はサラサラの黒髪をいじりながら僕らを睨む。
「あっ!こいつは何も悪くないんです!!」
「いや、この気高い俺様に愚民どもが触れること事態が罪に値する」
慌てて入れた蓮の弁護をさらりと流すと、僕の制服のえりを掴み。
「こいつには、生徒会室でお仕置きを与える」と宣言しだした。
しかも、そうこうしているうちにマリモさんがすぐ近くに……
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