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アザイン「でもな」
アザイン「そんなオレたちでも、『死ぬ』ことはある」
アザイン「それは『忘れられたとき』だ」
アザイン「そういう意味だったら、オレは一年近く『死んでいた』んだよ。あぁ。活動してないってことは動けないってことだ。声をあげてないってことは息をしてないってことだ。それは『死』以外の何物でもないだろ?」
アザイン「ゆう先生、ピュリムル先生、がおん先生。あの人たちはオレより長く『死んでた』んだ。そういう意味じゃあ、な」
アザイン「へへっ……湿っぽい話になっちまったな。悪い」
アザイン「炎の魔人が湿っぽい話、なんて皮肉なもんだけどな。ラジオらしいか?」
アザイン「でもオレはこのラジオでこうやって蘇ったわけだ。蒼い炎はもう一度燃え上がったんだよ」
アザイン「せっかく蘇ったからな。これからもこの『灼ラジ』、続けていくつもりだ。だから、リスナーがもしまだいるのなら、強欲だけど聞いていてほしい」
アザイン「さぁて、湿っぽい過去の話はここまでだ。こっからは展望について語っていくぜ」
アザイン「さっき宣言した通り、この『灼ラジ』はこうして復活し、これからもちゃんと続いていく予定だ。そうじゃなきゃ今までのゲストに顔向けできないしな」
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