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あちゃもはぼーるから出るとキョロキョロと辺りを見渡し、やがてツバキと目が合う。
「あんたがオレのマスター?」
とあちゃもに聞かれて少し戸惑ったツバキだが、すぐにニッコリわらい「そうだよ」と返した。
あちゃももそれを聞いて笑顔になる。
「にゃは、よろしくなマスター!えとオレはあちゃものサクラ、マスターの名前は?」
「ツバキだよ、よろしくねサクラ」
「おう!」
ツバキとサクラは軽く挨拶をして研究所を出ようとした。
「待ちなさいよツバキ」
しかしマツリに呼び止められた。
「せっかくこの子達を貰えたのよ?あんたなら私が何を言いたいかわかるわよね」
ツバキがマツリの顔を見る。
マツリは早くしろと言わんばかりの表情でツバキを見ていた。
「あー、うん、サクラ?いきなりで悪いんだけど…」
「勝負だろ?いいぜマスター!オレに断りなんかいれんなよ!マスターはオレのマスターなんだから自由にいこーぜ!」
サクラはニャハッと笑いながらツバキにVサインをする。
「うん、オーケーマツリ、勝負しよう」
「さすがは私の親友、話がわかるじゃない」
お互い構える。
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