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「写真撮るよー!」
「イエイ!」
「カシャッ!」
「えっ!?」
「どうしたの?」
「何か変なモノまで写っちゃった。」
「えー!変なモノ!超ヤダー!」
「超ヤダね。」
「どれぐらい変なの?」
「激ヤバ!」
「激ヤバー!?ちょっと見せて!」
「ほら、これ。」
「アタシじゃん!」
「激ヤバじゃない?」
「だから何が激ヤバ?」
「こんなの写っちゃったんだよ!」
「だからアタシじゃん!写真撮るよー!っつって、アタシが写ってんの普通じゃん!むしろ、ここにアタシが写ってなかった方が激ヤバじゃん!」
「近くにお寺とかあったっけ?」
「いやいやいや、何で供養?何で悪霊扱い?」
「呪われるかもしれないんだよ!」
「呪わないよ!えっ?てか、どんな立ち位置でアタシと会話してんの?」
「親友。」
「そう、アタシらは親友。で、なぜに親友を悪霊扱い?」
「死ぬかな?」
「死なないよ!えっ?ちょっと待って!もしかして、アタシには見えないモノが見えてるの?ちょっと、その変なモノを指差してみてよ。」
「………。」
「指が震える程の激ヤバ?」
「お前だー!」
「お前だー!じゃねぇし!おもいっきり人差し指が左鼻の穴に入ってるし!」
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