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「おい!牛!」
「何だ!豚!」
「お前、美味そうだな!ちょっと喰わせろ!」
「草食動物だろ!お前!」
「草食動物も肉喰いたい時だってあるんだ!」
「なら、自分の喰えばいいだろ!」
「おい!牛!」
「何だ!豚!」
「お前、バカか?バカ牛か?自分で自分の肉喰ったら、死んじまうだろ!」
「お前に喰われたら、俺が死んじまうだろ!」
「おい!牛!」
「何だ!豚!」
「誰が全部喰うって言ったよ。ちょっとでいんだよ。一口でいんだよ。」
「そもそも論だけどいいか?」
「何だよ。」
「何で、お前にちょっとでも自分の肉を喰わせなきゃならないんだ?」
「そんなのお前が美味そうだからに決まってるだろ!もう、お前を見てるだけでヨダレが止まらないからだろ!」
「なら、先に俺にお前を一口喰わせろ!よく見れば、お前もだいぶ美味そうだからな。」
「草食動物のくせに生意気言うな!」
「先に言ったのは、お前だろ!」
「四の五の言わずに喰わせればいいだろ!」
「お前、草食動物が肉なんか喰ったら、どうなるか分かんないんだぞ?最悪、死ぬかもしれないんだぞ?」
「それでも喰いたいって思わす美味しそうなお前は何なんだよ!」
「お前が何なんだよ!」
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