第1章

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絶望した… 自分が生きてるこの道の上で絶望した 限りなく迫ってくる 自分を死に追いやりたいと願う 絶望と憎悪の終点に待ち構える嫌悪に苦悩する それを生み出したのは 自分の裏、つまり、闇に染まったもう一人の自分 表の自分は今、葛藤に駆られ ひたすら下を向きながら絶望する とどまることを知らないこの感情を どうすればいい… そういった心境に立たされる時って 人生においては幾度となくある そして、打ちひしがれる… その暁に、僕は願う 「希望がほしい…」 手を差し伸べてくれる誰かを求める そうして頼り、縋り、逃げながら生きていく そんな人生だった それに気づいて僕は そっと心へ差し込むように あたかもずっとそばにいたかの如く 「お前は一人じゃない」 そう言ってくれる声という希望の光を求める そこでまた気づく 僕の生きる力は 絶望からじゃなく、希望から生まれると 二次元ではありがちだよね… でも、その考えが人を救うと分かる だから願ってみたい 生きる力を宿してくれる希望を感じながら… でも、自分の闇の部分は削ろうとは思わない その闇が、僕に光を見つけさせてくれるから 希望という光をね 絶望という名の壁を乗り越えたその後には 希望と共に胸を張って生きてる自分がいるだろう 僕を突き動かした希望が この壁の向こうで待っている 僕には分かるさ だからこそ乗り越えてみせる 乗り越えた先の自分は 希望と共に生きてるだろうと言った でも、絶望の壁は また僕の前に立ちはだかるかもしれない それでも、恐れなんていらない 希望が僕を再生してくれるから… これから どれほどの絶望と希望に巡り会うのかな… 不意をつかれたように そんなことを脳裏に浮かべながら 僕は壁を乗り越えた先に待つ 新しい未知の人生に胸を躍らせた さあ、希望を掴み取りに この壁を乗り越えていこう
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