第1章

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ゼェゼェと言った荒い息はおさまらないまま、話を続けた。 『ち、違うんだ!ボス部屋が見つかったから、知らせに行こうとおもったら、仲間が、中身をチラッとみて、それもついでに知らせようって言って、俺は戦えないからただただ見てたら、なんか扉を開けた瞬間に、彼の姿がフッと消えて、扉の奥で、叫びが聞こえたんだ!』 泣きながら、叫ぶ情報屋、流石に見てられなくなったので、俺が 『こんなとこで、突っ立っていてもしょうがないだろ、とりあえずボス部屋に行くぞ!どうせ、このレベル1のフロアからレベル2のフロアに行く時絶対倒さなきゃいけないモンスターだしな。』 リーダー格の男がのってくれた。流石に俺一人じゃ誰も着いて来なかっただろうけれど、 『それも、そうだな みんな!行くぞ!』 と先導してくれたので、みんな着いて来た。なかなかのショックだ俺がいったら、誰も返事しなかったのに、リーダー格の男が言った瞬間にみんな動き出すっていう事実……………… 『あった!!扉だ!!』 とうとう扉を見つけた。確かに奥のほうで、 『ぎゃーーーー、た、助け うぐぁーーー』 というような声が聞こえる。 リーダー格の男が 『皆ーーーーーー!行くぞーーーーー!』 それに合わせて何故か皆も 『ぅおーーーーーーーーー!』 といって、扉を開けた……………… 人間がジタバタしていた。おそらく、あれが、情報屋の言う【仲間】なのだろう 『助けてーー』 と、叫ぶが声になっていない。 なにか、大きな物体が、情報屋の仲間の後ろから出てきた 『なんだ?こいつ』 顔が引きつった牛みたいで、筋肉がマッチョの人型の身体 『なにをしてくるかな?』 巨人牛は、大きな なた のような物を取り出し、違う男に襲いかかって行った はやい!? 『全力で後ろに逃げろーーーーーー!!!!』 と 俺が言うと、ビックリした顔で、後ろを向いて全力疾走して行った 『花蓮!!』 『うん!』 『雷門!!』 『分かってる!!』 『雷門!あの なた をどうにかして、封じてくれ!!』 柄にもなく頼んだ、二人とも、おれが頼む という、行為をしたことを何気に、驚いているようだ。雷門は頼んだことに笑いながら 『任された!!』 と答えてくれた "ギャリーーーーン"という刃物と刃物が、削り合う音が聞こえて、その瞬間
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