第1章

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【2050年4月】 俺の名前は《長谷竜斗》《ながやりゅうと》 という。俺は、そこらへん探せば 何処にでもいるような、ただ高校生だ。ただ一点を除けば……… 『行ってくるー』 『行ってらっしゃい』 『行ってらー』 今日も返事をしてくれたのは2人か…この家に住んでいる人は3人だ。ついさっき返事をしてくれた【母】と【兄貴】であと1人がよく分からない謎の【妹】だ。さっき『ただ一点を除けば』 と言ったが、俺は自分でもまだ、把握出来ていない謎の能力を持っている。未だに俺もこの力の、理由の影すら見つける事が出来ていない。もしかしたら、この妹(?)が俺の謎の能力に関わっているんじゃないか?と今 考えているところだ。 ━━━2045年━━━ 俺が小学校の修学旅行から帰宅した時にそいつ(妹)が家に居た まあ当然の事ながらおれは、状況を呑み込む事が出来ず10分ほど呆然としていた そして正気に戻ったところですぐさま親のところに全力ダッシュをしたそして俺は 『あれって誰?どっかから来たの?』 と俺は母親に問いかけた。そしたら母親は むっとした顔をして 『あんたの妹やんか!あんた 修学旅行行ったからって 忘れたとか!』 と 怒鳴られた。 髪は金髪 、目は薄い青、 顔立ちもハッキリしていて 身長は145cm無いくらい で 痩せている こんなに可愛い女の子がこの世界にいていいのか?しかもこんなに近くに。と思いながら今現在も家にいるまま……… ━━2050年4月━━━ 学校に登校する俺 毎日 俺は考えている 。この謎の能力のことを…… 俺は【能力の発動条件は?】【この能力はどんな力?】【なんでこんな力があるの?】等々だ、と 今日もそんなどうでもいい本当にあるのかも分からないようなそもそも、考えたところで何も変わらない事で時間を費やした。そして、こうやってぼんやりと考え事をしていると必ず遅刻しそうな時間になって大急ぎで学校に全力ダッシュする。 そう……いつもなら しかし今日はいつも以上にぼんやりしていて遅刻の時間になった。『もうこの際 開きなおって遅刻しよう』と思ってゆっくり学校に向かった だが 次の突き当たりを右に行って10メートル先で左にいけばすぐ学校っていうところで 突き当たりを右に曲がった その瞬間 目の前に高さ5メートルくらいの黒の渦がこっちに高速で来た 俺は抵抗も出来ずに渦に呑まれて行った………
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