第1章

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━━━2050年4月(?)━━━ 渦に呑まれて、何時間経ったのか、はたまた何日、いや何ヶ月経ったのか 全く分からなかった。というかあの渦は何なのか?まあ、当然 分かる筈もなく 俺は首だけ回転させて周りを見渡してみると、考えているうちは気づかなかったが周りは真っ暗だ。闇だ。周りを見渡した瞬間この空間とは真逆に俺の頭の中は真っ白になっていた しかも今気付いたら体が微動だにしない。動かない体が。まあ俺は馬鹿だから 『こんな 良い感じの場面で夢落ちかよっ!っていう感じで起きるパターンだな』 という風になると思い寝た……… どれくらい経っただろうか?微かに人の声が聞こえるような気がする。ザワザワと言う声で起きた。そしたらビックリ、周りは自分でもよく知らない場所だった。混乱しまくった2分くらい考えて、疲れたから、知り合いを探すことにした。捜した、捜した、捜し回ったが、結局知り合いは1人しか居なかった。頭のキレる奴ではあったのだが、流石の知り合いも処理落ちしそうになっていた。周りの皆もどうにかして、脱出法を探っている。しかし脱出口が信じ難いがマンガやアニメなどで出てくるいわゆる【結界】的なもので塞がれていた。流石のみんなも【結界】にはお手上げ状態でみんな限界に達している。その限界に達しているのを見計らってからか【結界】の奥から深くフードをかぶった大型の大男が現れた。その大男は一斉にみんなの目線を独り占めした。 その瞬間、1人の男が後ろに高速で回り込み、大男の踝の所を回転するように蹴った。勿論、大男は、横に倒れる形になった。大男が地面に叩きつけられる瞬間大男は踝を蹴った男の後ろ側にいた。男は当然後ずさった、何故か俺らまで後ずさってしまった。そして大男は言った 『皆は人生で一度くらいは使った事がある筈だ自分の中にあるその【能力】を』 何故、奴がそれを!? 『皆は此処が何処かは分かるまいしかし皆はそれぞれ一度、この地に足を踏み入れた事があるのだぞ。』 全く意味が、分からない……大男は続けて言う 『皆、この地から出たい者はいるか?あの、家族や友人、大切な守るべきものが在る地へ』 皆はそれぞれに言う 『当たり前だっ!早く出せ!』など そして大男は言う 『ふっ、いいだろう、ここから出す条件を与えよう。皆はそれぞれ3人のペアを組め、ルールはその後に話してやろう……。』
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