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「そういえば、舞ちゃんって 双子じゃなかったっけ？」
電車から降りてバスに乗り換え、
ここでも立ち乗車の私達。
" 脚、たくましくなっちゃうよ "
学校までの距離はいつも他愛もない話を
ただ
ただ
意味もなくしていたような気がする。
「うん、
私、双子だよ」
高校に入学してから
ずっと仲良しの野乃ちゃんにも、
あまりキョーダイの話はしたことがない。
「双子って、いいよね！
そっくりだったら、
" なりすまし受験 "とかもできそうじゃない？」
「私達は、似てない双子なんだよ」
２卵生双生児の姉、
" さくら "を
あまり話題に出したくなかったから。
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