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机や椅子を片付けながら、
私が一番言われたくない事を 聞いてきたのは、
クラスメートの音無くん。
名前とは正反対で超ウザイ。
「そうね、私とは大違い、美人な姉ですよ」
「高校、どこ行ってんだよ?紹介しろよ」
――――ウザイ
「M女子に行ってるよ
残念!彼氏いるみたいだし諦めなよ。」
「M女子?
頭はお前の方が良いんだな。世の中、均等とれてるのな」
――――ウザイくせに あんたは何様なのよ。
「音無くんみたいに
顔もよくて
頭もいい人には分からない 悩みだよ」
床を拭きながら、思ってもいないことを口にする。
「お前、適当だな」
「……………」
" 双子 "なのに
まるで" 別物 "。
メンドクサイ事がついて回るんだから
適当なくらいが良いんです。
最近身に付けたすり抜け方____
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