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「………あいつ、でしょ?」
♪♪♪♪♪
しつこい、電話。
「なぜか剛は、私に執着してる……。遊ぶ女ならいくらでもいるくせに。
自分が振られたことが気に入らないの。」
昨日よりは、本音を吐き出してくれるさくら。
「今度はメールがきた」
わたしは、思わずメール画面を覗き込む。
__ " 今日
学校さぼれよ遊びいこーぜ "
「………こいつ、プー太郎なの?」
「中卒でどこか建設業に就いたけど、すぐ辞めたみたい」
やっぱり まともじゃない。
「さくら、あんたを守ってくれるような男の子、周りにいないの?」
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