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朝、起きると
サクラはすでに制服を着て学校に行く準備をしていた。
「あ…れ、もう行くの？」
「また警察に行かなきゃいけないの、
剛がまだ見つかんなくて捜査協力。」
「学校行くより安心かな……バスで行くの？」
サクラはイビキも
勿論、オナラだってしなかった。
寝顔だって綺麗……
「お父さんも一緒だから大丈夫。
舞、
あんた歯ぎしりひどかったわよ！
ある意味拷問だったんだから」
自分から布団入ってきたくせに。
「いってらっしゃい」
「舞、あんただって気をつけてね、部活遅くなったら、駅までお母さんに迎えに来てもらいなよ。」
「………はぁい」
部活 出入り禁止で行けないんだけどね。
「いってきます。」
……しおれかけた花に
砂糖水を与えると、生き生きと復活したりすることもらしい。
颯爽と
制服姿で駆けていくサクラの背中は、
やっぱり
可憐で
女らしかった。
うん、………………以前の、サクラだ。
「………学校…いこう」
私も慌てて準備を始めた。
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