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「それは自主失格という事でいいのかな?」 「なんでもいいわ!!こんな意味の分からない事が止めれるなら!!」 「駄目えええええええ!!!!」  絶叫に近い田村さんよりもさらに大きな声が俺の後ろから飛ぶ。  俺が声の方に振り向くと、六原さんが勢い良く立ち上がった。  六原さんも秋月さんと仲が良く、当然田村さんとも仲の良い子だ。  例に漏れず物静かな子で、叫び声を上げるとかそういうタイプではない。  そんな彼女が大声を上げて田村さんを止めた。  六原さんは立ち上がった勢いのまま、田村さんの元まで駆け寄る。 「亜由美ちゃんまでいなくならないで!!お願いだから!!」 「瀬里奈も一緒に止めようよ!!こんなふざけた事やっても意味ないって」 「駄目だよ!!失格の意味、考えて!!!!!」  六原さんの言葉で俺はハッとした。  「死神」は確かに今、『自主失格』と言った。  失格って事はつまり  ……………………死。
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