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「田村亜由美、どちらにするんだね?早く決めてくれたまえ」
「死神」は非情に冷酷に告げる。
もうこのゲームから生きて逃げ出す事は出来ないのだと。
生きてこのゲームを終わらせたければこのゲームに勝つしかないのだと。
「…………続ける」
田村さんは小さな声で答えた。
その体を震わせながら。
皆改めて認識し直しているだろう。
このゲームは死のゲーム。
もう退路はない。
あるのはただ、ゲームを続けるという選択肢だけ。
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