🌱🌱🌱第一章🌱🌱🌱

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「貴方、よくあんな嘘が吐けたわね。褒めてあげるわ」 この女は何故こんなにも上から目線なのだろう。 綾ヶ崎は澄まし顔で立ち上がると、俺の目の前へ歩み寄った。 「勿論、偽の恋人でいいわ。ノーマルを装う手伝いをしてあげる」 「断る」 「何故」 「俺はホモじゃない。ノーマルだ」 「同性を好きになった時点でノーマルじゃないわ」 「俺はあいつしか知らない。あいつしか好きにならない。他の男なんて考えただけで吐き気がする。だからホモじゃない。分かったか?」 「分からないわ。それなら何? 貴方はバイなの? 私のことを好きになれる?」 面倒な女だ。 俺は早く帰って昼飯を食ってゲームをして寝たいのに。
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