隠し子!?

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兄貴の分身。 色濃く兄貴の血を受け継いでる。 「……はい」 知里が答えた瞬間にふたりを思い切り抱き締めた。 遠くに去ってしまったと思い込んでいた。 こんなにも近くにいたなんて思いもしなかった。 「知里」 兄貴の腕にふたりが戻った。 これでいい。 離れていた時間はふたりで埋めるしかないのだから―――
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