第2章

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駅のホームに着くとレンが居た。 本屋に寄ったのか機嫌良く漫画を読んでいる。 (少しでいいからその強さとか賢さ、分けてほしいよ…) ふと、下を見ると龍雅の足もとにうっすらと直径1mもない魔法陣らしきものが…… 「…………。」 片足だけ乗っていたので龍雅にバレないようにそっと足をずらす。 「あれっ裕太郎、これなんだと思う~?」 「さ、さあ?落書きじゃね?」 すまない龍雅、誰も巻き込まず逝ってくれ。 「そっかー。なんか魔法陣みたiーーーー」 シュン! 「…………。」 「…………。」 レンと目が合う。 「巻き込まれなかったみたいだな。」 「ああ、そうみたいだ。」
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