第3章

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目の前に広がる白い空間。 背に白い翼をはやした美男美女が両脇に並びおれとは反対側の方へ頭をたれている。 (なんか豪華なんですけど!?) カツン………カツン………… よく目を凝らすと透明な階段があり、そこをこれまた背に白い翼をはやした男がゆっくりと降りてきた。 なんだろう、神々しい。 (待て待て待てっ、これってあれのはずだよな…巻き込まれたおれはアホ神ボコる→チートもらうってやつのはずだよな………) (なんか物騒なこと考えてるけど大丈夫だよね!?俺ちゃんと神オーラ出してるよね!?) 神はこっそりと冷や汗をかきながら頭をたれている天使の間を進む。 神の膝が恐怖のあまりガクガクしているのを知っているものは居ない。
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