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恋愛は、きちんと段階を経て進めていきたい……
それが俺の中のポリシーというか、拘り。
だから、体の関係からのスタートなんてもっての他。
有り得ないって思ってる。
今回に関しては、未遂だったにしろ、俺の中で順番が間違っている事には変わりない。
通常の状態なら、即断っている筈の申し出だけど……
「…………うん、いいよ」
深く考える間もなく、すんなり受け入れられた。
「………名前、教えてくれる?」
曇りっぱなしの冴えない表情から一転、彼女は、はにかみながら名乗る。
「真山 ひなたっていいます………あ、はは……なんか照れますね…こーゆーの」
彼女は、赤らめた頬を隠すように毛布で顔を覆った。
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