《15》

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数年後 「パァパ~はやくはやく~!」 「あー走るな、旭(あさひ)。迷子になっちゃうだろ」 入場ゲートを潜ってすぐ駆け出す息子の旭。 「はやくしないとほしいのなくなっちゃう~」 「分かった分かった、でも人が沢山居る中で走ると危ないだろ?」 「だいじょーぶ、だいじょーぶふぅっ!」 注意した傍から、思いっ切り他の来場客と衝突。 「わっ………と、すみません!」 すかさず駆け寄り、わんぱく息子を確保。
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