第1話

科学都市

二人が朝食を食べ終わる頃、店の奥から一組の男女が出てきた
｢おはよう、お二人さん｣

大柄な男がそう声をかける
おはようございます、と青年も挨拶を返す
少し小柄な女性は頭にバンダナを巻くと挨拶もそこそこに開店の準備を始めた

｢今日も忙しそうだね…｣
何気なくそう呟く青年に
｢でも、楽しそうだよ｣
と、柔らかい笑顔の少女が返事をする。

AM 6:42
店の奥、居住スペースから一つ鞄を持ってきた少女
｢お父さん行ってきます｣
途中大柄な男に声をかけ、おぅ。と短い返事を貰い青年の元へ

青年は立ち上がり少女と共に外へ出る
その途中小柄な女性に、行ってきます。と少し笑みを加えながら挨拶をし、歩き始めた。