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俺は小さく呟いた言葉を見逃さなかった。 「そうえば、何で最近魔女狩りについて調べまくってるの?」 ステラはここ最近で図書室にある魔女狩りについての文書を読みまくっていた。 どうやら他の図書館にも行って文書を探しまくってるらしかった。 「何かおかしいと思わない?魔女狩りを行った人間は魔法使いじゃないと書いてある。続かなく少しの間だったといえ普通の人間が魔法使いを処刑したり監禁することができるとは私は思えない」 ステラは神妙な顔つきで静かに言った。 確かに魔法も使えないような人間が魔法使いを超えるような強さを持ってるということはありえない。 でも気にするようなことか? 最終的に根絶やしにされたのは魔女狩りを行おうとした人間の方だろ? それって魔法使いの方が強いからなんじゃ… 「何か違う何かが。私達が知らない何かがその時にあったとしかありえない」 ステラは続けて言った。 「お、おう」 ダメだ。歴史オタクは何考えてるかわからねぇ。
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