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ステラは本をパタンッと閉じて立ち上がった。
「そろそろ帰ろっか」
俺はチラっと時計を見ると針は18時を過ぎていた。どうやら学校が終わってからの放課後だけで2時間はここにいたみたいだ。
「そうだな。」
俺もそう言い立ち上がった。
図書室を出て帰り道。俺とステラは家が近いので帰る道も一緒だった。
思えば俺とステラは幼馴染。
性格、趣味は全くといって違うが何故かいつも一緒にいた。ステラはめちゃくちゃ才能ある魔法使いなのにあまり人と関わりを持つのが苦手でかなりクールだ。
しかし何故か俺とは一緒にいるんだよなー。凄く話すってわけじゃないのに。
そう思ってるうちに分かれ道に着いた。右に行くと俺の家で左はあいつだ。
「じゃあ…」
「今日は」
「ん?」
俺が別れの言葉を言おうとすると話を遮るようにステラが話し出す。
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