Vol.40 初めの一歩

初めの一歩

ちゃんと仕事が決まってから親に事後報告しようと思っていた。

難色を示そうが反対しようが、私の人生は私自身が決める。

それに今の職場に働く事になった時みたいに、また両親の目の届く場所に留まらざるを得なくなるかもしれない。

私の体を心配する故の事だとわかっていても、どうしても納得する事ができなかった。

だから今回は、自分の道は自分で切り開く。

そう決めて啖呵を切ったのだから、完全に折れて挫折するまでは自分の思い通りにやってみたいと思った。