碧に溺れる

柑子色

Green
　 VS Yellow

プロモ撮りの日

今日は一日愛しいあの子と一緒にいられるなぁ♪なんて、浮かれてたけど。

ハモるパートが違う俺達は、交互に撮影に呼ばれてなかなか隣におること出来ひん。

不満を抱えつつも自分の楽器パートを叩き終わってみんなの所に戻ると、発声練習中なのかアカペラで歌う男前さんの声が聴こえて来た。

するとその声に優しく寄り添う様に、誰かのギターとハモりの声が重なって聴こえて来た。

その音に引かれる様に足早に歩いて行くと、やっぱり俺の愛しいあの子の音色やった。