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長いお風呂から上がると、
桐谷さんから返信が来ていた。
『返信、遅くなってごめんね
いいこと。。。早く話、聞きたいな
楽しみにしてる
おやすみなさい』
スマホの四角い画面を見つめて顔が綻(ホコロ)ぶ。
…早く…聞いて欲しいな。
そして、顔の手入れを念入りにしてベッドに入った。
室長に…
もう一度おやすみを言いたかったけれど
会社のアドレスを聞いただけで、プライベートの連絡先を知らないことに気が付いた。
がっかりするけど、私はすぐに立ち直る。
これから少しづつ…
彼のことを知っていきたい。
私は心の中でそっと呟(ツブヤ)く。
…室長…おやすみなさい…
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