第1章

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結婚をして子供もできて、幸せな毎日が訪れるんだと甘い考えで結婚してしまった私…。 まさか自分が浮気をするなんて思ってもなかった。 愛する夫と一生、添い遂げると誓ったのに… 今ではケンカの毎日に嫌になって逃げ出したくなってしまう。 夫の母親は嫁を奴隷のように扱い、買い物依存症で作った膨大な借金を私に擦り付けようと毎日、接触してくる…。 そんな辛い毎日に堪えながらの生活に嫌気をさしながらも倒れない様に頑張っていた。 そんな時に…彼と再会した。 憧れの先輩だった彼には、今まで一度も自分の気持ちを伝える事は無かった。 雲の上の存在だったから…尚更、想いを伝えるなんてできなかった。 そんな彼は、私の事を妹の様に大切にしてくれる。 気持ちが揺れる中、浮気はダメだと思いつつ気持ちを隠して…悟られない様にするのが精一杯だった。 なんで夫と結婚してしまったんだろう…。 早く別れたい…。 そんな思いが次第に大きくなっていく。 明日には離婚届にサインをして、この家を出ていこう。 それが私にとっての幸せの第一歩になるはず。 一刻も早く、この家から出ていきたかった。
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