第1章

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荷物の、一つひとつを見る度に思い出が甦る様だった。 「なんで結婚なんかしたんだろう…」 細く震える声は、誰にも聞こえる訳でもなく部屋の空気へと吸い込まれていく。 虚しくもあるが、本当に離婚が成立するのかと言う不安も脳裏を過っていく。 「これから…どうしよう。」
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