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下からガンガンと腰を打ち付けると、兄さんは何度かめでへたりと俺の肩に倒れ込んだ。
荒い息と、微かに泣く声がする。
わざと音を立てて打ち付けて、萎えた兄さん自身をギリギリと握りしめたり爪を立てる。
女みたいに俺に抱かれて、
女みたいに喘がされて、
感じて乱れて涙を落とす。
「泣かなくていいよ。あんな無理矢理突っ込んだり、処理しないで放置なんてしない。もう優しくしかしないんだから」
「……うぅっ」
嗚咽を上げる兄さんの髪を撫でる。
しっとりと濡れた背中をなぞりあげる。
ビクビクとのげぞり、ぎゅうっと締め付けていく。
「好きだよ。兄さん。離れないなら優しくしてあげる。兄さんの気持ち良い事しかしないよ?」
「んっ……。やだ。やだやだやだやだ!」
ぎちぎちに締め付けられたその中に指を1本入れてみた。
痛いとポロポロ泣くくせに、兄さん自身が芯を持ち始め、とうとう先からとろりとこぼれ出す。
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