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なんというか、適当というか面倒なのが嫌いそうな人だな。
容姿、まず目に入るのは腰まで届きそうな明るい青色で綺麗なロングヘアー。一見すると20代半ばのとんでもなく美人に見えるが、顔に目を向けると目の下の隈がひどく、見るからに疲れてますオーラが漂っている。しかしそれでも美人には変わりないだろう。
「はい、俺がロイド・ヴィルヴィハーデです」
そういうと、団長と向かい合うように座ってた同期のやつが、信じられないと言いたげな表情でこちらを向く。その顔は「なに敬語外してんだよ?」と訴えている。
「とりあえずそこに座れ。これからのことをざっと話す。質問は後で受け付ける」
そう言って同期の隣に座るよう促す。
「改めて確認するが、お前ら2人はこの第12騎士団に入隊する、間違いないな?」
「はい」
「はい!全力で任務を遂行する所存です!!」
隣の同期はなんだか熱血漢だな。しかし気づいていないようだ。俺が入室する時もそうだったのだが、団長はデカイ声を出されると眉間にシワがよる。
「大きく分けて三つ話す。いや、やっぱり二つ話す」
どんだけめんどくさがりなんだよ?!
「任務についてから話すぞ。まずは自分自身でユースティアのためになる任務を立てて、計画書を書いて私か副団長に提出。そして任務終了したら報告書を書き、これも私か副団長、どちらかに提出。できれば証拠となるものを持ってきて欲しい。以上」
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