第1章

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「ふふ、面白いお話でしょ?」 女性の声で誰かが話す。 「本当に面白いのはここからなの。あなたは面白いことは好きかしら?」 「私?私は大好きよ。面白いお話を本にして記録してるの」 「あら、そろそろお時間のようね、またお会いしましょ?だってあなた、とっても面白そうだもの」 ふふふ、と再び笑う。 「私から会いに行くから心配しなくていいわ、あなたは私に何を見せてくれるのかしら?」 再び笑う。なぜだかそれは嘲笑のように聞こえた。 そして気配が消えた。
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