第1章

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◆◆◆◆◆ それから、アユちゃんも戻ってきて、再びB-BRAND主催のお花見は再開した。 ついさっきまでの出来事がまるで束の間の夢だったように思える程、そこには笑顔が溢れていた。 途中、アユちゃんにこっそりと 『ごめんね』 って、謝ると アユちゃんも 『私もごめんね』 って、謝ってくれた。 『別にアユちゃんは悪くないし』 『それをいうなら、美桜ちゃんだって悪くないじゃん』 私とアユちゃんは顔を見合わせて笑った。 その後、私はずっと笑っていた。 それは偽りとかじゃなくて本当に楽しかったから。 だけど、倉本さんに言われた一言が心に引っかかっていた。
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